
紅鮭 西京漬け
沖獲りの天然紅鮭
広がる豊かな旨み
北洋の沖合で獲られ、脂がしっかりとのった天然の紅鮭。
焼き上げた時の鮮やかな紅色とふっくらした身の食感は、まさに沖獲りならでは。
紅鮭本来の味わいが楽しめる逸品です。



焼き鮭の中で目利き人一押しは紅鮭
鮭の種類はたくさんあります。白鮭・銀鮭・トラウトサーモン・アトランティックサーモンキングサーモン・紅鮭と豊富です。色々な鮭を食べ比べてきた私が、焼き物で一番美味しいと思うのは紅鮭です。脂のりだけで言えば、銀鮭やトラウトの方が多いですが、紅鮭は養殖ができず天然だけしかありません。広い海を渡り、生まれた川に戻るまでに身は引き締まり野生的な味がするのです。この野性的な味が、鮭の本当の美味しさだと思っています。ただ、当然脂がないとパサついてしまうので、紅鮭の中でも脂のあるロシアかカナダの物に目を付けました。ロシアの紅鮭は、脂もあり、身の味も強く本当に美味しい鮭です。一度食べたら、他の鮭では満足できないくらいです。

引き出し上手な淡路島産の藻塩
何種類もの塩を魚に合うか試しました。その中で、魚の旨みを引き出し、かつ邪魔をしないものが藻塩とシママース(沖縄の塩)でした。その中でも藻塩は、西京漬けや粕漬にした後でも魚の邪魔をせず、旨みだけを引き出してくれる。そこに感銘を受けて、藻塩を使うことにしました。旨みの引き出し上手な藻塩に、密かに魅せらています。



一久味噌醸造の白味噌
100年以上続く、大阪の老舗味噌蔵『一久味噌醸造』様にお願いして、魚庵の上品な西京漬けに合うように、ほのかな甘みの中に味噌の旨みやコクが詰まった味噌をベースに、酒やみりんを合わせた特製の魚庵用『漬け味噌』を作っていただき、使用しています。

晒製法はなぜ良いか?
魚庵の漬け魚は晒製法にこだわっています。余分な水分を外に出して、旨みだけをしみこませてくれる。昔からの製法は、理にかなっていて、一番美味しくできあがると教えてくれています。晒でつくることで、絶妙な西京・粕漬けができるのです。また、お召し上がりいただくお客様のことを考えると味噌をぬぐっていただくのではなく、そのまま焼いてお召し上がりいただけることは、非常に重要です。